日本人ってなんだろう?

NHK「SWITCH インタビュー達人達」
女優 木村多江
塗師 佐藤則武 文化財修復の漆塗り 日光東照宮 木材の腐食やひび割れから守る天然の塗料、金箔を貼る時は接着剤となる。建物の下地としても使われる漆。見ざる言わざる聞かざるの下地にも使われている。

専門学校を卒業して、塗装会社に就職をして、デパートの内装工事を担当していた。高度成長期の時期もあって半年のスパンんでローテーションの工事をしていくら仕事をしても残らない。その時長く残る仕事がしたいと思う様になり、漆塗りにたどり着いた。
半年しか残らない仕事が、400年に伸びた。最低でも100年は残る。
漆にかぶれながらも、「漆LOVE」だ。
家光高は家康の建てた東照宮の修復への思いを受け継ぎを考えながら修復をしていくのだと言う。

現在漆の98%は輸入だそうだ。そこで佐藤さんは日本産を使う様になった。日本産の漆を使わないと作る人がいなくなって、絶えてしまうと次復活する時なかなか出来ないので、日本産漆を使う事で貢献しようかなと考えた。
実際には、生産者によって漆の性質が違い、どこに使うのが良いのか考えなければならなかった。
また、初めの頃は、生産者はただ漆を取って送ってくるだけだったが、佐藤さんは「これは国宝に使う物だから、そう思って作って下さい。」「取る人使う人じゃなくて、お互いに同じ仕事をやっている。同じ目標で国宝の修復をしている。」

木村多江 実は江戸っ子気質。
舞台で演じる事が幸せだった。
いつしか、不幸な役のポジションになって行って。
普段から役になりきって、内に秘めたりして準備をしているそうだ。
役になりきって木村多江はいなくなて映画の撮影をする。
その間もどうすればいいのかを突き詰めて行く。職人気質なのかな?

日本舞踊の初めての稽古と時に、踊ってみましょうと先生が音楽をかけた。洋楽を聴くと興奮して踊っちゃう感じ。しかし、邦楽を聴いた時に興奮していないのに、血が騒ぐ事を経験して、自分には日本人の血が流れている事を感じたそうだ。
「くるりのこと。」この体験から日本の物に興味が出て、日本の文化を引き継ぐこと。祖母や母から受け継いだ着物、本当に美しく絹でできていて、呼吸をしている感じがして、代々伝えていきたい。手間はかかるが、また次の人に愛おしんでもらいたい。

最後に2人が言っていた。「やめるまで100点は取れない気がする。」職人気質
ひたむきさ その情熱、愛 そういうものがどれだけあるかで、ここがダメでもそれを凌駕して何かが生まれる。

僕が思った日本人って、やっぱりこの日本で育って来た事で出来てくる血にたいなものかなぁ。
日本人全員とは言えないけれど、日本人って職人気質な人が多い人種なんだと思いました。
外国人を深く知らないだけかも知れませんけどね。

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