クラウドシステムに疑問

会社の基幹システムは昔からずっとIBMのホストコンピューターAS400や今で言うところのzシリーズを使ってきました。
しかし、時代の流れに合わせて、ERPパッケージが導入されました。
ERPパッケージのカスタマイズは非常に複雑で高額な費用がかかりました。ホストコンピューターはWindowsサーバーに置き換えられ、一見コストが下がった様に思えますが、実際にはライセンス料金が高く、今まで使っていた全員には配られませんでした。
ホストコンピューターの時代は、スクラッチで1から仕様を決めて手作りされてきたので、時が経つにつれて機能がどんどん追加されて、非常に使いやすいシステムとなっていました。(ただし、システム同士の連携はツギハギだらけだった事も事実です。)
ERPパッケージに変わってからは、基本的にはそのままで、最低限の機能追加にとどまっています。また、これからも劇的に変わることは無いでしょう。非常に使いにくいです。

そして、次に手を付けるシステムはLotus Notesとの事でした。
今この世の中でNotesがどれほど使っているのかは分かりませんが、聞こえてくるのは「Notesはもう古い、次はクラウドだ」。
自分の経歴にも書きましたが、随分とNotesデータベースを作ってきました。
癖はありますが、非常に作りやすくリッチな画面を作ることが出来て使いやすかったです。
今度のシステムへの載せ替えには、おそらく参加しない事になると思いますが、おそらくWebベースのアプリケーションになるでしょうし、使い勝手が良さそうには思えません。Webでリッチなシステムを作るにはとても手(工数と技術)がいると思います。

時代の流れから次のERPはおそらくクラウド化になるでしょう。
クラウドは、ホストコンピューターやサーバーを用意する必要がないので、ハード面では手軽ですし、毎月1人あたりの使用料はそれなりですが、利用人数が増えればとても高額なものになります。

今後、このIT社会の中で会社のコンピューターシステムはどの様な形態を取っていくのか、行末を見ていていたいものです。ただ、そろそろ会社人の卒業も刻々と近づいて来ています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました